EonNAS Pro実機検証レポート その2:「プールミラー」「リモートレプリケーション」

ここではインフォトレンド社の小型ながら大容量、大規模ストレージの技術を取り入れたNAS、EonNAS Pro シリーズを紹介。基本性能と、実際のベンチマーク結果をまじえた検証を行います。


検証その1:
基本性能とベンチマークを検証
検証その2:
「プールミラー」「リモートレプリケーション」を検証

2台のNASで可用性を高める「プールミラー」と「リモートレプリケーション」を検証

検証レポート“その2”では、はCPUにAtomを搭載した普及型のNAS「EonNAS Pro 200」を2台用意し、EonNASシリーズが持つ特徴的な機能「プールミラー」と「リモートレプリケーション」についての検証レポートを行います。

※検証レポート“その1”ではCore i3を搭載したNAS「EonNAS Pro 850-2」を使用しての調査だったため今回のベンチマーク結果とは数値に開きがありますのでご注意ください。

eonNAS Pro 200
デスクトップタイプのNAS EonNAS Pro 200外観。
EonNAS Proの最廉価モデル。

それぞれのメリット・デメリット

まずは「プールミラー」と「リモートレプリケーション」の機能について説明します。

▼リアルタイム処理、iSCSIを活用できる「プールミラー」▼

プールミラーは、2台のNAS間でリアルタイム、またはスケジュール設定した時間で同期が可能となっています。 ブロックレベルでの処理となっており、iSCSIボリューム等も含め、すべての領域をミラーリングでバックアップすることができます。
セッティングも簡単で、2台のEonNASを用意してIPアドレスとスケジュールを選択するだけでプールミラーを行うことができます。

反面、スケジュール同期ではWriteのパフォーマンスが若干落ちます。またリアルタイム同期で使用した場合にはReadWriteともに速度低下が見られます(ベンチマークの項目を参照)。
そのほか、プール単位でまるごとミラーリングするため、特定のフォルダのみ、iSCSIのみといった細かいミラーリング設定ができないようになっています。

「リアルタイムでバックアップをとっておきたい」「iSCSI環境を使用したい」というオフィスには最適ですが、それ以外の場合は若干融通がきかないように感じるかもしれません。

プールミラーの設定画面。2台を同じLAN内にセットして、メニューから選ぶだけで使用可能になります。

▼「リモートレプリケーション」▼

リモートレプリケーションは、rsyncによる転送が可能となっており、他社メーカーのNASやLinuxサーバー等にもレプリケーションすることが可能です。
また個々の共有フォルダごとにレプリケーションを行うよう設定ができるため、運用に小回りがききます。
公開設定さえしてあればリモート側(2号機)のNASの内容も参照できるため、何かあった時のデータ復元が手軽に行えるのも特徴です。
リアルタイム同期はできずスケジュール同期しかできませんが、通常使用時にReadWriteともに速度低下がなく安定して使用出来ます。

ただし、プールミラーとは違いiSCSIボリュームには対応していません。

「リアルタイムでなく夜間バッチで良い」「フォルダ単位でバックアップしたい」「他社製NASやLinuxサーバもレプリケーションしたい」というオフィスにおすすめします。

まず2号機側に共有用のフォルダを作成。

1号機側で2号機に設定したフォルダを選択して設定完了。


CrystalDiskMark、ファイルコピーで検証

Infortrend社からEonNAS Pro 200を2台お借りしてベンチマークを計測してみました。
上記でも触れたスペックどおりの結果が出るか、確認していきます。
なお、リモートレプリケーションでは標準状態からの速度低下が発生しないため、個別の測定結果は省略しています。

※設定はRAID1で、HDDは2台で構成されています。


▼CrystalDiskMark、ファイルコピーでベンチマーク▼

WindowsファイルコピーとCrystalDiskMarkによるベンチマークを実施しました。 その結果が以下の画像です。


■Crystal Disk Markでのベンチマーク■

◆標準、およびリモートレプリケーション

CIFSで実施

iSCSIで実施

◆プールミラー(リアルタイム同期)

CIFS、リアルタイム同期で実施

iSCSI、リアルタイム同期で実施

◆プールミラー(スケジュール同期)

CIFSで実施

iSCSIで実施


CIFS、iSCSI、Windowsファイルコピーの転送速度(1秒間)を比較したグラフ。
※計測使用ファイル:CentOS-6.3-x86_64-bin-DVD1.iso  4,289,386,496バイト


iSCSIを使うならプールミラー、それ以外はリモートレプリケーションでの運用がおすすめ

EonNAS Pro 200がAtom搭載の普及型ということもあり、やはりリアルタイム同期をした場合はそれなりに転送速度の低下が見られます。しかしスケジュール同期の場合は書き込みのパフォーマンスは低下するも、読み込みに関してはほぼ影響ゼロということがわかりました。

以上の結果から、「どうしてもiSCSIを使いたい」「リアルタイムでなくてはいけない」場合はプールミラーですが、それ以外はパフォーマンスに影響が出ないリモートレプリケーション(またはスケジュール同期)での運用が良いと考えられます。

またCPU能力が高いEonNAS Pro 850(Core i3搭載)であれば、リアルタイム同期であっても今回の測定結果より大きくパフォーマンスが向上すると考えられますので、iSCSIを使いたいオフィスに導入する際は上位機種EonNAS Pro 850をご検討ください。

EonNAS Proの製品情報はこちら

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